入選率90%から入選率50%くらいまでいろいろです。
展示スペースと応募作品の質量が関係してます。
市展入選目録をみますと入選者数 落選者数 合計数が必ずのっています。
展示スペースと応募作品の質量が関係してます。
落選者が多いということはレベルの高い市展ということになります。
反対に入選者数と落選者数がほぼ同じなら入選しやすいと言うことです。
一概には言えませんが
言い換えれば応募者数が少ないということです。
現在はわかりませんが 3~4年前 丹波篠山市展は賞金額が20万円でした。 他の市展と比べると約4倍の金額なので全国から作品が集まりレベルの高い市展です。
現在はわかりませんが 3~4年前 丹波篠山市展は賞金額が20万円でした。 他の市展と比べると約4倍の金額なので全国から作品が集まりレベルの高い市展です。
ある市展の公開審査に立ち会った時のことを お話しさせていただきます。
審査委員の数は2人の時もあれば3人の時もあります。
その後ろに関係者が4人から5人見守っておられます。
会場に白い手袋をはめた職員5人が F 10号から一人一点の作品を 審査員から3 mぐらい離れたところに並べます。
5点の作品を見比べるのです。
見比べるということはインパクトのある絵が選ばれます。
水彩画で淡い感じで描かれた絵は公募展には向きません。
水彩画はだめかと言うとそういうわけではありません。
水彩画で陰影のはっきりした絵画は選ばれます。
3 m離れて5枚の絵画の比較なので水彩画はどうしても弱いです。
以前はデザイン 絵画 日本画 それぞれジャンルが別でした。が 作品数が少ないせいかそのジャンルは一緒になり選別されます。
以前はデザイン 絵画 日本画 それぞれジャンルが別でした。が 作品数が少ないせいかそのジャンルは一緒になり選別されます。
順番に作品を見ていきます。審査員二人のうち一人が手を上げれば入選 どちらも手をあげなければその段階で落選です。が
まだ希望はあります。
全作品を選別した後
この会場では何点展示するかが決まっており数が少なければ
敗者復活戦が始まります。
落選した作品をもう一度数合わせのために選び直すのです。
こうして入選した数が揃った段階で
次はこの中から受賞作品総数を決めます。
白い手袋をはめた職員が一人一点 5人が並びます。
同じように5点の作品を見比べます。
審査委員二人が手を挙げた作品はこちら(かなり有望)
一人のみが手を挙げた作品はあちらと選別しその中からホルベイン賞とか
賞の中でもランクの低い賞から決めていきます。
いよいよ本題です。
受賞作品の中から優秀賞 市長賞に選ばれるには
全作品を見回した時に たぶん最高賞である市長賞に選ばれるであろう作品は眼に止まります。
茅葺き風景画なら
はっとするような角度から描かれてる絵 書き込みが丁寧。 他の作品と比べて堂々としている。
人物画なら椅子に座った美人画でなく、例えば おじいさんの働く姿とか。
顔のシワが丁寧に書かれている。そしておじいさんの顔に光が当たっているような感じ またはおじいさんの額の汗が光っている。
ただ人物を描くのでなく 三つぐらいの工夫と物語性が必要です。ここまで来た方は旨いのです。
題名(キャプション)も 重要です。私の場合はノートに考えられる全てを書き込みます。10ぐらい。
そして他の作品の参考にもするのです。
又画集や美術館に行った時も題名、サインの場所をよく見ます。
有名な画家はどの様な題名を付けているのか研究し参考にするのです。
題名(キャプション)も 重要です。私の場合はノートに考えられる全てを書き込みます。10ぐらい。
そして他の作品の参考にもするのです。
又画集や美術館に行った時も題名、サインの場所をよく見ます。
有名な画家はどの様な題名を付けているのか研究し参考にするのです。
人物画の場合背景も重要です。
人物と背景は同時進行で描いていった方がうまく仕上がります。
私の場合 想像の世界を描きます。
ヨーロッパ ウェールズ地方に伝わるケルト文化、
ケルトの文様を参考にイメージを膨らませて描きます。
ケルトの文様を参考にイメージを膨らませて描きます。
受賞して力をつけたら次は県展または賞金の出る公募展にチャレンジ
次回は美術団体展の裏話
院展 国展 二科展の違いとは
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