2019年5月13日月曜日

・ケルトの結び シリーズ

      ケルト美術に関心を持ち2015年から「ケルトの結び」シリーズ制作 F100

ケルト族の結び  F50







古代ケルト族の歴史|ケルトとは?

ケルトとは、古代ヨーロッパに住んでいたケルト語を話す人々や文化のことをいい、それぞれケルト族、ケルト文化と呼ばれています。もともと中央アジアに住んでいた民族がヨーロッパに移り住んだことからケルト文化が始まりました。
アジアから移り住んだ人々なので、ケルト人が使っていたとされるケルト語はインド・ヨーロッパ語族ケルト語派に属しています。また、ケルト語より派生した、アイルランド語、スコットランド語、ウェールズ語も、同じ語派に属しています。

古代ケルト族の歴史|ヨーロッパに移った「大陸ケルト」

ケルトの歴史は大きく2つに分けられます。一つ目はアジアからヨーロッパへ移り住んだケルト族「大陸ケルト」、もう一方はヨーロッパから島々へ移り住んだケルト族「島ケルト」です。
中央アジアからヨーロッパへ移った最初の人々については、紀元前7世紀まで遡ります。アジアから中央ヨーロッパへ移り住んだケルト族は、ハルシュタット文化やラ・テーヌ文化を発展させ、紀元前4世紀頃にはフランスやバルカン半島、マケドニアやテッサリア(ギリシャ)に勢力を拡大しました。
紀元前3世紀に入ると、エーゲ海とマルマラ海を結ぶダーダネルス海峡を渡り、現在のトルコをも侵略。その後、着々とイタリア北部やイベリア半島、西ドイツへと移住していきました。このように、アジアからヨーロッパへと移住してきた古代ケルト族を「大陸ケルト」と呼びます。
 
ケルト人というとアイルランド人を連想する人が多くいますが、現在のアイルランド人には多くの民族があるため、一概に古代ケルト人に繋がっていると言うことはできません。しかしケルト人のルーツを辿ると島ケルトが存在するように、アイルランドとの関係を切ることは不可能です。

サークル・トリケトラ


結婚指輪やペンダントのデザインなどにもよく使われている。古代ケルト人が使用していたケルト分様(もよう

 心、体、魂 又生命、死、再生などの意味があります。
 自然崇拝のケルト人の「転生」などの概念の象徴としても使われます。

 日本の神道に通じるものがあり、興味を持ち色々調べています。


thebookofkells
ケルズの書は、8世紀に制作された聖書の手写本

アイルランドの国宝である『ケルズの書』は、豪華な装飾とケルト文化が色濃く残された貴重な本です。



参考 鶴岡真弓著書「ケルト美術」から
   武蔵野美術大学 西洋美術史から



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